OpenLab CDS では、フラクションコレクションに対して UV ベースおよびマス(質量)ベースの両方のトリガーを定義できます。
マスベースフラクションコレクション結果は、他の方法による結果と異なる点があります。
フラクション結果には、ターゲット化合物の詳細が含まれます。
測定パラメータ ウィンドウに、ターゲット化合物の定義を含めた測定メソッドが表示されます。
注入リスト ウィンドウのフラクションターゲット質量タブに、シーケンステーブルで定義されたすべてのターゲット化合物が一覧表示されます。測定メソッドで定義されたターゲット化合物がこれらの値でオーバーライドされています。
フラクション結果 ウィンドウのフラクション詳細テーブルに、選択したフラクションで検出されたすべてのターゲット化合物が一覧表示されます。
マスベースのトリガーにより採取されたフラクションが、水色 で表示されます。
マスベースフラクションコレクションでは、各ターゲット化合物は単一のイオンとして MS 検出器でモニターされます。モニターされる各質量に対して、SIM シグナルが作成されます。これらのシグナルには、MS1A、MS1B、MS1Cなどの文字が、自動的に追加された名前が付けられます。
シグナル固有の積分イベントを編集するには、解析メソッド内の TIC SIM シグナル設定を変更します。
マスベースフラクションコレクションのシグナルは、極性やイオン化電圧など、混在した質量検出器の設定によるものがあります。そのため、シグナルツールの使用には制限があります。
クロマトグラムの抽出は、対応する TIC SIM シグナルのみ可能です。
MS スペクトルの抽出は、対応する TIC SIM シグナルのみ可能です。
MS 化合物の追加/更新では、マスベースフラクションコレクションシグナルは評価されません。
マスベースフラクションコレクションシグナルで定義された化合物には、クオリファイアを使用できません。
MS ライブラリ検索は、マスベースフラクションコレクションシグナルでは使用できません。
MS デコンボリューションは、マスベースフラクションコレクションシグナルでは使用できません。
フラクションの MS サンプル純度を計算するには、採取したフラクションを再注入する必要があります。
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