MS ライブラリ検索

準備

  • NIST MS Search および必要な MS ライブラリをインストールしているか、NIST MS Search プログラムで必要なユーザーライブラリを作成します。NIST は有償のソフトウェアです。Agilent から購入いただけます。

  • MS ライブラリ検索を実行する OpenLab CDS ワークステーション、AIC、またはクライアントごとに 1 つのライブラリライセンスが必要です。AIC に接続されている機器上で自動データ解析を実行する場合は、Agilent 機器コントローラ(AIC)に NIST ライセンスが必要となります。

  • 以下で説明する手順には、解析メソッド > MS ライブラリパラメータの編集権限が必要です。新規解析メソッドを作成するには、プロジェクト管理 > プロジェクトコンテンツの編集権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

  • プロジェクトで「メソッド承認を適用」が設定されている場合、メソッドは一般ステータスである必要があります。詳細については、メソッド承認を参照してください。

再解析中に自動で検索

  1. MS データを読み込み、MS 解析メソッドを読み込むか作成します(メソッド設定 MS)。

  2. 解析メソッドウィンドウのスペクトル分析 > MS ライブラリ検索ノードを選択します。

  3. 自動で TIC ピークを検索チェックボックスをオンにします。

    この機能によって、積分されたすべての TIC ピークが検索されます。抽出されたスペクトルが、注入データツリーの各注入データのシグナルリストに追加されます。

  4. MS ライブラリドロップダウンリストからライブラリを選択し、 をクリックしてライブラリを解析メソッドに追加します。最大 10 の MS ライブラリを解析メソッドに追加できます。

    注記

    メソッドで使用した NIST バージョンがシステムにインストールされた NIST バージョンと一致していることを確認します。

    インストールされていない NIST バージョンをメソッドで使用すると、ライブラリサーチの結果は返ってません。

  5. 必要に応じて MS ライブラリ検索パラメータを調整します。

  6. 解析メソッドの抽出 > スペクトルノードから、必要に応じてバックグラウンド減算を調整します。

    ライブラリ検索を行うと、再解析で積分されたピークからスペクトルを抽出チェックボックスにかかわらず、スペクトルが常に抽出されます。

  7. 注入データに解析メソッドを関連付けて、データを再解析します。

  8. クロマトグラムまたは結果レイアウトから、MS ライブラリ検索結果ウィンドウを開きます。

    MS ライブラリ検索結果ウィンドウに、ライブラリ検索された一致が表示されます。TIC ピークをクリックして対応する結果を選択します。ウィンドウの右半分に、選択したライブラリサーチ結果のリファレンススペクトルが表示されます。

    MS スペクトルウィンドウに、積分ピークに対して抽出されたスペクトルが表示されます。ライブラリ検索結果のリファレンススペクトルと比較できます。スペクトルを選択すると、対応するピークが MS ライブラリ検索結果ウィンドウに表示されます。

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