監査証跡には次のような異なるタイプがあります。
データ解析のメソッドの監査証跡は、解析メソッドに加えられた変更(化合物の同定、積分パラメータ、レポートパラメータなどの変更)の詳細リストを提供します。記録を開始するには、その前にこの機能を有効にする必要があります。
注入データに関連付けられていないメソッドの場合、メソッドを保存するとメソッドの監査証跡に変更が表示されます。
注入データに関連付けられたメソッドの場合、保存されていないメソッドでデータを解析すると、すべての変更が監査証跡に表示されます。
データの監査証跡は、メソッドのリンク、再解析、マニュアルの化合物同定などの変更内容をリストします。また、マニュアル積分の操作や検量線の変更もここに記録されます。
結果セットの監査証跡は、結果セットに含まれるすべての注入データ監査証跡のスーパーセット(上位集合)です。データの監査証跡と結果セットの監査証跡は、常にアクティブになっています。
シーケンス監査証跡は、測定内のシーケンスに加えた変更の記録です。これには、バイアルロケーション、サンプルタイプ、サンプルアマウントなどのシーケンステーブルエントリに加えた変更も含まれます。
メソッドや結果の監査証跡の具体的な動作は、コントロールパネルのプロジェクト設定によって変わります。
変更したデータや変更したメソッドを保存するたびに、対応する監査証跡に変更のログが記録されます。
メソッドまたはデータが何も変更されずに保存された場合でも、保存イベントがログに記録されます。
結果セットの変更を確定せずに結果のプレビューをすると、システムアクティビティログに警告が追加されます。
各監査証跡エントリにはユーザー名が含まれます(コントロールパネルで設定されている場合はフルネーム、そうでない場合はログイン名)。
バージョン列に、変更が行われた結果セットバージョンが表示されます。
監査証跡エントリは様々な背景色のステータス表示があります。
白、ペンシルアイコン:変更したデータがまだ保存されていません。
青:エントリが選択されています。
ピンク:データは保存されていますが、監査証跡がまだレビューされていません。
グレー:データが保存されており、監査証跡がレビュー済みです。
メソッドまたは結果を保存すると、保存する前に行った変更の理由を入力するよう求められる場合があります。保存は変更とは見なされず、変更リストには表示されません。入力を求められるかどうかは、コントロールパネルのプロジェクト設定によります。コントロールパネルで、対応する権限を持つユーザーは、すべてのタイプまたは特定のタイプの変更の理由を定義し、各ユーザーに独自の理由の入力を許可するかどうかを選択することができます。
コントロールパネルで 定義された理由 | 監査証跡 データ解析 |
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メソッド | メソッドの監査証跡 |
結果 | 注入データの監査証跡と結果セットの監査証跡 |
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