チューニングレポートの確認

オートチューニングの後には、チューニングレポートを検証する必要があります。

  • チューニングタイムスタンプ:機器がチューニングされた日付と時間。

  • 保存時のタイムスタンプ:チューニングファイルが保存された日付と時間。

  • ディスプレイ上部の「プロファイル」部に表示されている質量数は、指定されているイオン源の ±0.2 m/z になっていなければなりません。

  • これらの 3 つのピークのピーク幅(PW)は、0.6 (±0.1 m/z)でなければなりません。

  • ディスプレイ下部の「スキャン」部に表示されている質量数は、指定されているイオン源の ±0.1 m/z になっていなければなりません。

  • 相対アバンダンスでは、69 m/z のピークが最も大きくなっているはずです。このピークを基準にして、219 m/z のピークと 502 m/z のピークは、実行したオートチューニングで指定された範囲内でなければなりません。

  • 同位体(Iso)の質量数は、それぞれ親ピークの質量割り当てより 1 m/z 大きい値でなければなりません。

  • 同位元素(Iso)比率値(自然発生する同位元素の相対アバンダンスを示す)は、m/z 69 の場合は 1.08、m/z 219 の場合は 4.32、m/z 502 の場合は 10.09 という理論値に近似させる必要があります。

  • 質量 28 が質量 18 を上回る場合、システムに空気漏れが発生している可能性があります。ただし、真空処理をしてから1時間が経過していない場合や、キャリブレーションバイアルを再び充足した後で最初のオートチューンを実行している場合は例外です。空気漏れを特定する方法については、オンラインヘルプの「トラブルシューティング」セクションを参照してください。

  • 詳細オートチューニングを実行すると、レポートの 2 ページ目に、実行するよう選択されたオートチューニングステップが表示されます。