空気漏れは、真空での使用を必要とするすべての機器で発生する可能性がある問題です。通常、空気漏れは、真空シールが損傷した場合や正しく締められなかった場合に発生します。空気漏れの現象には以下が含まれます。
空気漏れは、GC と MSD のどちらでも発生する可能性があります。GC における空気漏れは、ほとんどの場合以下で発生します。
注入口セプタム
注入口カラムナット
亀裂が入ったまたは破損したキャピラリカラム
MSDにおける空気漏れは、ほとんどの場合以下で発生します。
GC/MSD インタフェースカラムナット
GC/MSD インタフェースO-リング
サイドプレート O-リング (全周)
前部および後部のエンドキャップ O-リング
三極管ゲージ配管フィッティング
キャリブレーションバルブ
ベントバルブ O-リング
高真空ポンプと真空マニフォールド間のシール
空気漏れが発生する可能性が高いのは、カラムナット、サイドプレート O-リング、ベントバルブ O-リングなど、頻繁に開閉するシール部です。空気漏れが発生する可能性がそれより低いのは、前部および後部のエンドキャップ O-リングや GC/MSD インタフェース O-リングなど、開かれることが皆無またはめったにないシール部になります。
以下の手順を実行することで、空気漏れの存在を確認し、該当箇所を特定できます。