マニュアルチューニングを使用して、正常に実行された最後のオートチューニングまたはマニュアルチューニングの m/z の範囲と m/z オフセット値を入力します。これらの値は、MSD がチューニングを開始できる程度に十分正確なはずです。
EM の電圧を上げます。EM 電圧が上限値の3000 Vであるかそれに近い場合は、EM のホーンを交換が必要な場合があります。EM のホーンを交換する方法については、MSDメンテナンスマニュアルを参照してください。
キャリブレーションバイアルが空の場合は、次のようなエラーメッセージが表示されます。Not enough signal to begin tune (シグナル不足のためチューニングを開始できません)または、場合によっては No peaks found (ピークが見つかりません)。バイアルの残量がわずかである場合は、エラーメッセージではなく、ピーク幅が均一でないなどの現象が現れます。
上部のMSDカバーを取り外します。
キャリブレーションバイアルのPFTBAレベルを調べます。必要に応じてPFTBAを追加します。
キャリブレーションバイアルを充足させる方法については、MSDメンテナンスマニュアルを参照してください。
上部のMSDカバーを取り外します。
シグナルケーブルをチェックします。シグナルケーブルがサイドボードにしっかり接続されていることを確認します。
MSD を大気解放します。
真空マニフォールドを開きます。
エレクトロンマルチプライアを検査します。幅の広いワイアがエレクトロンマルチプライアとシグナルフィードスルーに確実に接続されていることを確認します。エレクトロンマルチプライアホーン上のピンがコンタクトストリップときちんと接触しているかを確認します。
MSDを大気解放する方法と真空マニフォールドを開く方法については、MSDメンテナンスマニュアルを参照してください。
MSD を大気解放します。
真空マニフォールドを開きます。
イオン源への配線を確認します。すべての配線がフィードスルーボードとイオン源にしっかり接続されていることを確認します。正しい配線が正しいピンに接続されていることを確認します。
MSDを大気解放する方法と真空マニフォールドを開く方法については、MSDメンテナンスマニュアルを参照してください。