グラジエント分析時の自動バルブ スイッチング時間に関する推奨

バルブは毎回バイパスからメインフローパスへ切り替わり、バイパスへ戻ります。そのため切り替え動作の回数は 2 回になります。注入バルブのローターシールの寿命(EMF)までに実行できる分析回数を計算する際には、これらの追加の切り替え回数を含めて計算する必要があります。WPS のローターシールの寿命は 50,000 ~ 60,000 回です。μ-WPS のロータシールの寿命は 120,000 回です。

時間 1 の計算

時間 1 = サンプルフラッシュアウト係数 * 総フラッシュアウト容量/流量

総フラッシュアウト量 = 注入量 + シートキャピラリー容量 + バルブ容量

バルブ容量 = G1367A WPS は 1.7 μL、G1377A μ-WPS は 80 nL

シートキャピラリー容量は、[コンフィグレーション]パネルの[オプション]セクションで指定します。

例:

流量 = 2 mL/min = 2,000 μL/min

注入量 = 5 μL

シートキャピラリー容量 = 2.3 μL

バルブ容量 = 1.7 μL

サンプルフラッシュアウト係数 = 5

時間 1 = 5 *(5 + 2.3 + 1.7)/2000

= 0.0225 分 = 1.35 秒。