時間 1: |
水溶性の高いサンプルの場合、含水量の高い状態でサンプルをフラッシュアウトし、直後にバルブを切り替えます。 |
時間 2: | 有機相含量が高い状態でバルブを切り替えると、注入バルブグローブからサンプルを効果的に除去することができます。これにより、カラム内でサンプルが遅延することを防ぎます。 |
時間 3: | 有機相含量が低い状態で注入バルブを切り替えると、注入グローブから有機溶媒を効果的に取り除くことができます。 |
時間 4: |
極度に粘性の高いサンプルや溶媒の場合、1、2、または 3 のバルブ切り替えを繰り返します。 |
バルブは毎回バイパスからメインフローパスへ切り替わり、バイパスへ戻ります。そのため切り替え動作の回数は 2 回になります。注入バルブのローターシールの寿命(EMF)までに実行できる分析回数を計算する際には、これらの追加の切り替え回数を含めて計算する必要があります。WPS のローターシールの寿命は 50,000 ~ 60,000 回です。μ-WPS のロータシールの寿命は 120,000 回です。 |
時間 1 = サンプルフラッシュアウト係数 * 総フラッシュアウト容量/流量
総フラッシュアウト量 = 注入量 + シートキャピラリー容量 + バルブ容量
バルブ容量 = G1367A WPS は 1.7 μL、G1377A μ-WPS は 80 nL
シートキャピラリー容量は、[コンフィグレーション]パネルの[オプション]セクションで指定します。
例:
流量 = 2 mL/min = 2,000 μL/min
注入量 = 5 μL
シートキャピラリー容量 = 2.3 μL
バルブ容量 = 1.7 μL
サンプルフラッシュアウト係数 = 5
時間 1 = 5 *(5 + 2.3 + 1.7)/2000
= 0.0225 分 = 1.35 秒。