オプション (マルチサンプラ)

このタブの内容は、自動コンフィグレーションで自動的に設定されます。オフラインで使用する際は、パラメータをマニュアルで設定することができます。

計量

現在設置されている計量デバイスを表示します。オフラインで使用するときは、下矢印をクリックして別の計量デバイスを選択します。

左ニードル

このチェックボックスは、システムにデュアルニードルオプションが装備されていることを示します。チェックボックスがマークされていると、[左ニードル]セクションが有効になります。

G5668A または G7137A では[左ニードル]はサポートされていません。

左ニードル

このセクションは、[左ニードル]チェックボックスにマークが表示されているときのみ有効になります。

ループ

現在設置されているループキャピラリーを表示します。オフラインで使用するときは、下矢印をクリックすると別のループキャピラリーを選択できます。

シート

現在設置されているシートキャピラリーを表示します。オフラインで使用するには、下矢印をクリックすると別のシートキャピラリーを選択できます。

[左ニードル]パラメータが[右ニードル]パラメータと同じ場合、サンプリングの効率を高める[ニードル交互使用]が可能になります。

右ニードル

ループ

現在設置されているループキャピラリーを表示します。オフラインで使用するときは、下矢印をクリックすると別のループキャピラリーを選択できます。

シート

現在設置されているシートキャピラリーを表示します。オフラインで使用するには、下矢印をクリックすると別のシートキャピラリーを選択できます。マルチドローシートキャピラリーを選択すると、マルチドローが有効になります。

ニードルシートキャピラリー容量は、[自動ディレイボリューム低減]オプションと [ISET]で使用されます。

マルチドローシートキャピラリーを選択するとキャピラリー容量が拡張されて、キャピラリーに複数の注入を行うことができます。ディスプレイには[マルチドロー有効]と示されます。マルチドローシートキャピラリーが設置されている場合、ニードルシート容量に代わって、拡張されたキャピラリー容量をもとに最大注入量が計算されます。この容量はニードルシート容量よりもはるかに大きいため、指定する必要はありません。

  • マルチドローシートキャピラリーが設置されていない場合、最大注入量は、現在設置されている最も小さい容量(メタリングヘッドまたはループキャピラリー)によって次のように決まります。

    • メタリングヘッド容量がループキャピラリー容量より小さい場合:

      最大注入量=メタリングヘッド容量

    • メタリングヘッド容量がループキャピラリー容量より大きい場合:

      最大注入量=ループキャピラリー容量

  • マルチドローシートキャピラリーが設置されている場合、メタリングヘッドとループキャピラリーの注入量のうち、いずれか小さい方の n 倍がシートキャピラリーに保持されます。シートキャピラリーがいっぱいになってからもう 1 度吸引が行われるため、最大注入量は次のように計算されます。

    • メタリングヘッド容量がループキャピラリー容量より小さい場合:

      最大注入量=(n+1)* メタリングヘッド容量

    • メタリングヘッド容量がループキャピラリー容量より大きい場合

      最大注入量=(n+1)* ループキャピラリー容量

デュアルニードルの場合、マルチドローシートキャピラリーが設置されていないとマルチドローは無効になります。

[メタリング][ループ]、および[シート]のフィールドを使用して、オフライン機器の設定を行うことができます。オンラインモードに切り替えると、このセクションの情報は機器から直接読み込まれます。オンライン機器の設定を変更するには、ダッシュボードコンテキストメニューにあるキャピラリー設定オプションを使用してください。

圧力センサー

このチェックボックスは、圧力センサーが設置されていることを示します。

サーモスタット

このチェックボックスは、サンプル冷却デバイスまたはサーモスタットが設置されていることを示します。

  • モード

    [一定温度モード]を選択した場合、マルチサンプラの[コントロール]パラメータの[サーモスタット]セクションで温度を設定します。このモードは、複数の分析に渡って一定の温度でサンプルを保存する際に使用します。これはデフォルトモードであり、ほとんどの場合にお勧めのモードです。

    [可変温度モード]を選択した場合、温度の設定は[詳細メソッド設定]パラメータの[サーモスタット]セクションで行います。このモードでは、温度を分析ごとに変えることができます。

    [可変温度モード]は慎重に使用してください。ストレージコンパートメント内のすべてのサンプルが、現在のメソッドの設定温度に曝露されます。サンプル温度を誤って変更すると、劣化につながる場合があります。設定温度に達するまでにしばらく時間がかかる場合があります。

  • サーモスタット

    下矢印をクリックし、ドロップダウンリストから設置済みデバイス([クーラー]または[サーモスタット])を選択します。

    マルチサンプラクーラーは加熱機能は備えていません。前回より高い温度設定にしたり室温より高い温度に設定したりすると、設定温度に到達しない場合や、到達までに非常に時間がかかる場合があります。

マルチウォッシュ

このチェックボックスは、マルチウォッシュオプションがインストールされていることを示します。メソッドパラメータの[ニードル洗浄]セクション内の[マルチウォッシュ]オプションを使用することができます。

マルチ注入はマルチウォッシュオプションと一緒に使用することはできません。マルチウォッシュオプションを指定してマルチ注入キャピラリーを使用した場合、マルチドロー機能は無視されます。

バイアルラック

下矢印をクリックして、マルチサンプラにインストールされているリファレンスバイアルラックをドロップダウンリストから選択します。

バイパスキャピラリー

下矢印をクリックして、バイパスキャピラリーがインストールされている場所を選択します(インストールされている場合)。バイパスキャピラリーがインストールされている場合、注入パスを最小化してコンフィグレーションし、フラッシュタイムを減らすことができるようになります。また、デュアルニードルをコンフィグレーションして単一流路モードを使用できるようになります。この場合、バイパスがインストールされている場所のニードルは注入に使用できなくなります。

サンプルコンテナーの定義

[ウェルプレートの定義および編集]ダイアログボックスを表示します。事前設定された標準ウェルプレートに加えて、追加したカスタムウェルプレートがすべて入ったリストが表示されます。