ゲインキャリブレーション(LC/MS)
マルチプライア範囲にわたって、イオン電流の測定値を読むことで、ゲイン極性は作成されます。ポジティブ極性とネガティブ極性それぞれに対して、別々のゲイン曲線が作成されます。これは、これら 2 つのモードで作成されるイオン電流がある程度異なるためです。
エレクトロンマルチプライアで 1 個のイオンがぶつかると、106 個の電子が生成されます。機器をオートチューニングするたびに、定量のために質量 #2 のターゲットアバンダンスが一定になるよう EMV は設定されます。質量 #2 は、ポジティブ極性では 622 m/z、ネガティブ極性では 602 m/z です。
メソッド > 測定(LC/MS)セクションで検出器ゲイン係数を大きくすると、レスポンスを高くできます。
- [メソッド]をクリックします。

- ナビゲーションペインの[測定メソッド]ウィンドウで、機器の設定 > SQ をクリックします。
- ナビゲーションパネルでチューニング > マニュアルチューニングを選択します。
- ナビゲーションペインで[チューニング]>[マニュアルチューニング]>[検出器]を選択します。
- 必要に応じて、[取得]をクリックします。このイメージでは、[取得]がすでに選択されています。

- (オプション)別のチューニングファイルを開きます。
をクリックして、[チューニングファイル読み込み]ダイアログボックスを開きます。チューニングファイルを選択し、[読み込み]をクリックします。
をクリックして、チューニングする機器をロックします。チューニングが終了したら、機器のロックを解放してください。
- [検出器ゲインの調整]ボタンをクリックします。
をクリックして機器のロックを解放します。チューニングが終了したら、機器のロックを解放してください。
関連項目
MS のマニュアルチューニング(LC/MS)
チューニング > 検出器セクション