EMF(Early Maintenance Feedback)を使用して、測定ソフトは TQ 機器または Q-TOF 機器のメンテナンスアクティビティを実施してからの注入回数と日数を追跡します。EMF により、都合の良いときにメンテナンスをスケジュールでき、機器の稼働時間を向上させることができます。有効にしている EMF 項目でリミットを超える場合、EMF アイコンが黄色に変わり、 デバイスペインにその原因がツールチップで表示されます。各 EMF 項目のリミットは、メンテナンスダイアログ(LC/MS)で設定します。
EMF は、推奨の工場メンテナンススケジュールに基づき、機器の動作ステータスに関する情報を提供します。EMF は情報を提供するのみで、アクションの実行を強制するものではありません。
EMF 検出には以下の 3 つの頻度があります。
Fast - 5 秒ごと:キャピラリーの詰まり
Medium - 50 秒ごと:注入カウント、バルブの方向、ラフポンプオイル、ガスフィルター、オートチューニングの期限切れ、チェックチューニングの期限切れ
Slow - オートチューニングまたはチェックチューニングを実行してからの期間:空の CDS ボトルまたはネブライザーの詰まり、キャピラリーの問題(TQ のみ)、スプレーの安定性、検出器の使用期間(TQ のみ)
ダッシュボードの SQ デバイスの EMF アイコンにカーソルを合わせると、SQ の EMF(Early Maintenance Feedback)メッセージが表示されます。たとえば、チェックチューニングやオートチューニングが期限切れになった場合に、それをレポートすることができます。
タイマーの確認、リミットの設定、各 EMF 項目の使用カウンターのリセットは、EMF(Early Maintenance Feedback)(LC/MS)を使用して、以下の手順で行います。
機器ステータスウィンドウで、SQ デバイスを右クリックして、メンテナンスを選択します。EMF(Early Maintenance Feedback)(LC/MS)が開きます。
(オプション)EMF 項目を無効にして、そのメンテナンスアクティビティの EMF 警告をオフにし、その項目の設定を無効にします。
(オプション)EMF を選択して、そのメンテナンスアクティビティの EMF 警告を有効にし、その項目の設定を有効にします。
各メンテナンス項目のスレッショルドを確認します。
(オプション)選択した EMF 項目の新しいスレッショルド値を入力してから[カスタム値に設定]をクリックします。または、[工場出荷時の値に設定]をクリックしてスレッショルド値をデフォルト値に設定します。
各メンテナンスアクティビティの残りの[カウント]または[日]を確認します。[残り]列に表示されている日数が期限切れの場合、デバイスパネルに表示された警告やアラートステータスを消去するために、適切な処置が必要になることがあります。各 EMF 項目の説明と解決策については、「EMF(Early Maintenance Feedback)(LC/MS)」を参照してください。
EMF 項目に対して適切なメンテナンスを実施したら、[カウンターリセット]をクリックして残りのカウントまたは日数をリセットします。
OK をクリックします。