スペクトル(MS)

スペクトル抽出に使用する MS TIC シグナル

MS シグナルのリストから、MS スペクトル抽出に使用する MS TIC シグナルを選択します(読み込んだデータに基づきます)。このシグナルは、UV/GC ピークのリテンションタイムでの MS スペクトルの抽出と表示に使用されます。

デフォルトでは、最初の TIC が MS スペクトル抽出用に選択されます。読み込まれたデータに MS TIC シグナルが含まれていない場合、シグナルリストで なし が選択され、* MS シグナルを選択するため LCMS/GCMS データを読み込んでください というヒントが表示されます。

ピークスペクトルの抽出方法

レポートに表示する MS スペクトルの抽出方法を指定します。

データ解析と同じ

MS スペクトルが、解析メソッドのデータ解析ビューで指定されたとおりに抽出されます(バックグラウンド補正に対して特定の時間範囲を使用するなど)。

自動的に抽出される MS スペクトルは頂点スペクトルです。他のピークをマニュアルで抽出した場合、頂点スペクトルに加えてそれらをレポートするには、マニュアルスペクトルをレポートを選択します。スペクトルをレポートするには、ピークに関連付けられていないマニュアル抽出スペクトルをレポートを参照してください。

マニュアルで抽出されたスペクトルがあるピークの頂点スペクトルを除外するには、頂点スペクトルをレポートしないを選択します。マニュアルで抽出されたスペクトルがないピークの場合、頂点スペクトルはレポートされます。

カスタム

常にここで指定されたとおりに MS スペクトルを抽出します(ピーク頂点からなど)。バックグラウンド補正は行われません。

リファレンススペクトルを表示

レポートされた注入データの解析メソッドにリファレンススペクトルが含まれる場合、表示されるスペクトルの上部に挿入されます。リファレンススペクトルのタイトルは常に REF プレフィックスで始まります。

リファレンススペクトルを、同定された化合物の現在のスペクトルと比較することにより、化合物の同定を確認できます。

MS ピークの最大レスポンス値

グラフの右上隅に、このスペクトルの最大マスピークのレスポンス値を示します。

最大値は小数点以下 2 桁で指定されます。

マスピークフィルター

表示するマスピークのフィルターを定義します:

最小アバンダンス

マスピークのレスポンスの最小値(Y 軸の単位での絶対値)を入力します。入力した値より大きなマスピークだけが表示されます。

% レスポンス

最も大きなマスピークに対する割合(%)を入力します。指定した割合に満たないマスピークは表示されません。

上位 n 個のピーク

最も大きなピークから何番目までのピークを表示するかを、1 ~ 255 の数値で指定します。

注記

マスピークフィルターは、セントロイドモードで取り込まれたスペクトルにのみ適用されます。

MS ピークラベル

MS ピークラベルを表示

お互いのMS ピークに重ならないよう自動的にラベルを付けるには、このオプションを使用します。

簡略 MS ピークラベル

ピーク上の中央横方向に少ない数の MS ピークラベルのみ表示し、他のラベルやピークと重ならないようにします。

MS ピークラベルのフィルター

MS ピークに表示する最小アバンダンスを指定できます。

  • 最大アバンダンスに対する比率

    MS ピークアバンダンス(%)が指定した値より高くなければなりません。

  • 絶対アバンダンス値

    絶対 MS ピークアバンダンスが指定した値より高くなければなりません。

  • 上位 n 個のピーク

    上位 n 個の MS ピークのみラベルが付けられます。

桁数

MS ピークラベルに対して表示する小数点以下の桁数(0 ~ 3)を選択できます。デフォルトは 1 です。

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