マルチシグナル

このページの設定を使用して、複数のシグナルを含むクロマトグラムの表示方法を変更します。

表示形式

 

異なるシグナルのクロマトグラムを比較する形式を選択します。

  • 分割形式では、複数のシグナルがそれぞれ独立したグラフに表示されます。

  • 重ね描き形式では、複数のシグナルが重ね描きされて1つのグラフに表示されます。

    注記: この形式では、シグナルが 1 つしかない場合でも、システムスータビリティ情報などのシステム注釈は消えます。

  • スタック形式では、時間軸とシグナル軸のオフセットを設定できます。このオフセット設定は、異なるグラフ間のスペースとして適用されます。軸の値は、最初のシグナル(左下隅)に適用されます。

    以下に例を示します。

    注記: この形式では、シグナルが 1 つしかない場合でも、システムスータビリティ情報などのシステム注釈は消えます。

  • 等高線プロット形式では、シグナルはシグナル値のカラーコードで表示されます。複数のシグナルは、それぞれの下に表示されます。

注記: デフォルトでは、複数のシグナルはシグナル名と注入日時で並べ替えられます。

注記: シグナルごとに繰り返される、たとえばシングルシグナルプロットシステムスータビリティ プロットなどのスニペットを使用する場合は、重ね描きスタックなどの表示形式を選択しても作成されるレポート内のグラフの数は影響を受けません。

注記: 重ね描きスタック形式では、システムスータビリティ マーカーおよびフラクション結果の注釈は表示されません。

注記: MS 純度のイオンピークスニペットでは、スタックISO プロット形式はサポートされていません。

 

マルチシグナルのグループ化

 

グループ化オプションを設定すると、複数のクロマトグラムをシグナルの属性に従って配置することができます。得られるグラフは、選択している表示形式によって異なります。

  • 分割形式の場合、すべての注入のシグナルグラフは別々に表示されます。グラフの背景色は、グループごとに異なった色で表示されます。グループの色はシステムによって設定されます。変更することはできません。

  • 重ね描き形式の場合、シグナルグループごとに 1 つのグラフが表示され、グループ内のシグナルが重ね描きされます。

  • スタック形式の場合、シグナルグループごとに 1 つのグラフが表示され、グループ内のシグナルがスタック表示されます。

グループ化オプションでは、以下のようにグループ化されます。

  • シグナルごと:同じシグナル名のシグナルがグループ化されます(DAD1 A または DAD1 B など)。

    注記: ChemStation B.04.01 以前のリビジョンを使用してデータを作成、再計算、または再解析した場合は、シグナル_名データフィールドにはさらに詳細な情報(たとえば、DAD2 A, Sig=254,10 Ref=450,100 など)が含まれます。ChemStation B.04.02 以降のリビジョンを使用した場合は、シグナル_名データフィールドには短いラベルのみ(たとえば DAD2 A)が含まれます。詳細な情報はシグナル_説明データフィールドから得ることができます。シグナル_名データフィールドの内容は、レポートアイテムブラウザからフィールド > シグナル > 名前フィールドを編集ペインにドラッグして確認することができます。

  • 検出器ごと:同じ検出器で記録されたシグナルがグループ化されます(DAD1、DAD2、FLD1など)。

  • データファイルごと:同じデータファイルに格納されているシグナルがグループ化されます。

注記: MS 純度のイオンピークスニペットでは、マルチシグナルのグループ化はサポートされていません。

注記

TIC ピークからの MS EIC スニペットでは、ISO プロット形式とマルチシグナルのグループ化はサポートされていません。

 

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