カテゴリグループ

カテゴリグループは、すべてのチャートタイプにおいて、表示するデータ量を定義します。カテゴリグループ式を指定して、データを複数のサブセットにグループ化することができます。たとえば、同じサンプルを複数回ずつ注入したデータの場合、サンプル名をグループ化の式として選択できます。その場合、チャートには化合物の平均アマウントなど、各サンプルごとにデータ値を 1 つ表示します。

カテゴリグループと X 軸ラベルの関係は、チャートタイプにより異なります。

  • 折れ線および縦棒チャートの場合、カテゴリ値と X 軸の値は同じになります。

  • 散布図およびバブルチャートの場合、カテゴリグループは表示されるデータ量を規定するだけであり、X 軸の値にはカテゴリ以外の値を独立して設定することが可能です。

カテゴリグループの例

ここでは、3つのサンプルについて、注入が2回ずつ行われたデータを想定します。グループ化の式として = 注入_ID を選択すると、ダイアグラムには6つのデータポイントが表示されます。あるいは式として = サンプル_ID 選択すると、ダイアグラムに表示されるデータポイントは3つだけです。この場合、個々のデータポイントには、たとえば2つのピーク面積の平均などを表示することができます。

  • 次の設定を使用した折れ線チャート:

    Y-値:=ピーク_面積

    カテゴリグループ式:= 注入_ID

  • 次の設定を使用した折れ線チャート:

    Y-値:= Avg(ピーク_面積)

    カテゴリグループ式:= サンプル_ID

  • 次の設定を使用した散布図:

    Y-値:=ピーク_面積

    X-値:= 化合物_アマウント

    カテゴリグループ式:= 注入_ID

  • 次の設定を使用した散布図:

    Y-値:= Avg(ピーク_面積)

    X-値:= Avg (化合物_アマウント)

    カテゴリグループ式:= サンプル_ID

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