チャートの設定方法は、特に散布図とバブルチャートでは、非常に複雑になる場合があります。あらかじめカテゴリのグループ化や系列グループ式を計画して、グループでどのようにデータが構成されるかを正確に把握しておくことが重要です。そうでない場合、予期しない結果が生じた場合に修正をしようとしても、どのグループのどのプロパティを変更する必要があるのかわからなくなります。
注記
チャートに表示されるデータは、チャートが複合グループに配置されているかどうかや、レポートタイプによっても変わります。
シングル注入レポートでは、テンプレート全体の内容が、個々の注入ごとに繰り返されます。そのため、シングル注入レポートのチャートでは、複数の注入データを 1 つのチャート内で比較することはできません。
複合グループを使用すると、チャートで使用するデータのグループ化、並べ替え、およびフィルターが行えます。
チャートを作成する場合は、事前に以下のポイントを把握してください。
目的にあったチャートタイプ
X 軸に、サンプル 1、サンプル 2、サンプル 3などの文字列値を使用したい場合は、通常、折れ線または縦棒チャートを使用します。
X 軸に、リテンションタイムや化合物アマウントなどの数値ラベルを使用したい場合は、通常、散布図またはバブルチャートを使用します。
チャートに表示するデータポイントの数。たとえば、個々のサンプルごとに 1 つ、化合物ごとに 1 つ、ピークごとに 1 つなど。データを区別するための式。カテゴリグループの式として使用します。
カテゴリグループで集計されたデータを区別する必要はあるか。たとえば、カテゴリグループはサンプル名でも区別できますが、2 つのシグナルがある場合は、シグナル名とサンプル名ごとにデータポイントを表示させる必要があるかもしれません。その場合は、系列グループ式として追加の式(この例ではシグナル名)を使用することになります。
データのフィルター。たとえば、特定の化合物やシグナルだけを表示させるには、データのフィルターが必要です。
Y 軸にプロットする値。この値は数値である必要があります。カテゴリグループには複数の値が含まれている可能性があるため、集計関数を使用することを推奨します。
散布図およびバブルチャート:X 軸にプロットする値。通常、X 軸の値には数値または日付/時刻を使用しますが、テキスト値を表示させることも可能です。
データの並べ替え。カテゴリのグループ化と並べ替えには、同じ式を使用することを推奨します。折れ線および縦棒チャートの場合、これにより X 軸のラベルが並べ替えられます。散布図 - 直線チャートの場合は、カテゴリグループの順番で、データポイントが直線で結ばれます。
バブルチャート:バブルサイズを定義する値。
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