一次元の測定と同様に、2 つの検出器間のオフセットによりシグナルのオフセットが生じます。これは、一次元目だけでなく二次元目にも当てはまります。
複数の検出器で検出される同じ化合物が同じリテンションタイムになるようにするには、2 番目以降の検出器のクロマトグラムを左にシフトさせて、シグナルの位置合わせを行う必要があります。すなわち、リテンションタイムは、いずれの次元でも常に流路の 1 番目の検出器で定義されます。オフセットは複数の検出器におけるトランスファー時間の差です。例:d 1 = t 1,1 - t 1,2(2D-LC の流路を参照してください)
上の図は、¹D シグナルとフル ²D シグナルの両方に当てはまります。2 番目の検出器シグナルが左側にシフトされると、2 番目の検出器シグナルは、シフトした長さだけ負の時間から始まります。2D-LC では、これが表示されるのはフル ²D シグナル(診断シグナル ウィンドウに表示)だけです。個々の分画は、常に 1 番目の ²D 検出器のディレイ後から始まり、分画の長さ(時間)が経過すると終了します。
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