スナップショットによる測定中のデータの解析

オンラインシグナルウィンドウのスナップショット機能を使用して、分析中のデータを解析することができます。スナップショットを取ることで、測定が完了していなくても、分析対象物が溶出された時点で、分析やシーケンスを解析、レポートを作成できます。シャットダウンラン実行中のスナップショットは取れません。

スナップショットを取ると、現在取り込み中のデータのコピーが、データ解析で読み込まれます。そのコピーデータを用いて作業している間も、機器はデータの取り込みを続行します。スナップショットデータに対して行った解析メソッドの変更は、最終的な結果に適用されます。レビューするデータを更新するには、データ解析を終了し、別のスナップショットを再度取ります。

スナップショットファイルには、スナップショット時までに取り込まれた、すべての注入データおよびデータポイントが含まれます。シーケンスの場合、シーケンスリスト内ですでに測定が完了している注入データと同時に、現在分析中の注入データを解析できます。

スナップショットデータを解析している間は、それ以降のラン測定は開始されません。シングルサンプルまたはシーケンスの取り込みが完了した後、ランキューは一時停止になります。シーケンス中のランで解析されていないものは、ステータスが完了ではなく測定完了になります。

ランキュー内で、現在のアイテムはレビュー中として表示されます。

コンテンツ管理システムをファイルストレージシステムとして使用している場合、スナップショットの結果セットはコンテンツ管理システムにアップロードされます。ローカルファイルストレージシステムを使用している場合、スナップショットの結果セットはストレージロケーションにアップロードされません。

  1. シングルサンプル、またはシーケンスランを開始します。

  2. オンラインシグナルでランをモニタします。

  3. データが取り込みが開始したら、スナップショットを作成してデータ解析で結果をレビュー をクリックします。

  4. ランに対して解析メソッドが指定されている場合、データ解析が起動し、そのメソッドに従ってスナップショットデータが解析されます。ランに対して解析メソッドを指定していない場合、デフォルトメソッド設定を選択し、以下のいずれかを選択します。

    • データ読み込みと関連付けで、データを読み込み、再解析なしで解析メソッドに関連付けます。

    • データ読み込みと解析で、データを読み込み、解析メソッドに関連付け、データを解析します。

データ解析が開き、データファイル名 snapshot-<timestamp>-<injection name>.dx で作成されたスナップショットデータから結果セットが読み込まれます。

シーケンスのそれ以降のランは、スナップショットのデータ解析画面を閉じるまで測定完了ステータスのままになります。

×