シングルサンプルの分析

  1. シングルサンプルをクリックします。

    シングルサンプル分析ウィンドウでは、最後に行ったエントリが表示されます。

  2. 必要に応じて各セクションを編集します。ステータスが廃止に定義された測定メソッド、解析メソッド、サンプルプレップメソッドは、キューに追加できません。

    表: 分析の情報:一般的なサンプル情報

    パラメータ

    説明

    サンプル名:

    この分析で作成されるレポートに表示されます。トークン を使用すると、エントリを簡略化できます。Windows の禁止文字 (\ / : * ? " < > |) はこのフィールドに使用できます。

    測定メソッド*

    データの測定に使用されるメソッド (.amx)。参照 をクリックすると、現在のプロジェクトのメソッドディレクトリからメソッドを選択できます。

    解析メソッド:

    結果の解析に使用されるメソッド (.pmx)。指定されていないと、分析の終了時に測定データが解析されません。参照 をクリックすると、現在のプロジェクトのメソッドディレクトリからメソッドを選択できます。

    注入レポートの出力先:

    解析メソッドで指定された出力先をオーバーライドする場合、リストからプリンターを選択します。

    • 解析メソッドで指定されている出力先:解析メソッドで現在指定されている出力先。

    • ローカルプリンター:OpenLab CDS 2.6 以前にデフォルトプリンターとして設定されているプリンター。

    • デフォルトの出力先:コントロールパネルでデフォルトの出力先に設定されているフォルダー。デフォルトとして設定されている出力先フォルダーがない場合もオプションは表示されますが、関連する出力先フォルダーはありません。

    • ユーザー定義の出力先:コントロールパネルで作成された共有フォルダー。

    結果パス*

    分析の終了時にデータファイルが保存されるロケーション。デフォルトロケーションは、プロジェクト/Results フォルダーディレクトリです。

    結果名:

    保存されるデータファイル名。トークン を使用すると、エントリを簡略化できます。空欄の場合、機器名とローカルの日付と時間がファイル名に使用されます。Windows の禁止文字 (\ / : * ? " < > |) はこのフィールドでは使用できません。禁止文字を入力すると、これらの文字は "-" に変換されます。たとえば、"Batch/001" は "Batch-001" に変換されます。

    * 必須エントリ

    表: オートサンプラ

    パラメータ

    説明

    注入ソース:

    注入のロケーション。オートサンプラが複数ある場合、ドロップダウンメニューに表示されます。機器のコンフィグレーションに応じてさまざまな注入ソースが利用できます。

    • 注入ソースが OpenLab CDS によって制御されていない場合は、外部を選択します。

    • ブランクラン(オートサンプラを使用しない)が必要な場合は、注入なし/ブランクランを選択します。

    注入量:

    注入するサンプルの量(単位: µL)。注入ソースが外部の場合、このフィールドはレポートのみに使用されます。

    バイアル:

    結果の解析に使用されるメソッド (.pmx)。指定されていないと、分析の終了時に測定データが解析されません。参照 をクリックすると、現在のプロジェクトのメソッドディレクトリからメソッドを選択できます。

    サンプルプレップメソッド:

    サンプルの注入前にサンプラで実施されるアクションを定義したメソッドです。このオプションは、サンプラが適用可能な機器の場合のみ選択可能です。

    表: 解析セクション

    パラメータ

    説明

    サンプルアマウント:

    注入するサンプル量。

    ISTD アマウント:

    内部標準レポートの計算を行う場合に、サンプルに追加される内部標準物質量。

    倍率:

    レポート作成される前に計算結果に適用される係数。倍率は、サンプル準備中に発生するサンプルボリュームの誤差を補うために使用されます。

    希釈率:

    レポート作成される前に計算結果に適用される係数。希釈率は、サンプル準備中に発生するサンプルボリュームの誤差を補うために使用されます。

    ターゲット:

    サンプル純度計算でターゲット分子の数式または分子量を指定するために使用されます(質量分析のみ)。

    キャリブレーションレベル:

    検量線上でキャリブレーションをプロットするために使用されます。シングルサンプルをキャリブレーションサンプルとしてマークするには、キャリブレーションをオンにします。数値を入力してキャリブレーションサンプルのレベルを設定します。

    サンプルの説明:分析中のサンプルに関する短いメモや説明を入力できます(最大 4096 文字)。

    サンプルカスタムパラメータ:サンプルカスタムパラメータがコントロールパネルで定義されている場合、パラメータの値を編集または削除できます。

    以下のことが行えます。

    • デフォルト値をすべて維持する。

    • 列をクリックして、そのパラメータの値を入力、変更、または削除する。必須パラメータには値を入力してください。

    メソッドパラメータのオーバーライド:機器がメソッドパラメータのオーバーライド機能に対応している場合、オーバーライドできるパラメータのテーブルが表示されます。これらは機器コンフィグレーションによって異なります。詳細については、機器のヘルプを参照してください。メソッドパラメータを変更するには、サンプルごとに、列に変更したい値を入力します。測定メソッドパラメータで定義された値の代わりに、この値が使用されます。ここに値を入力しないと、測定メソッドの値がそのまま使用されます。値をオーバーライドするには、メソッドをオーバーライドするパラメータの編集権限を持っている必要があります。

  3. 現在測定中の分析が完了した後、ランキューにある保留中の分析の前にサンプルを追加したい場合は優先サンプルを選択します。保留中の優先サンプルを複数ランキューに追加することはできません。スナップショットの取得中、シーケンスの編集中、完了した注入データのレビュー中、ランキューの並べ替えや一時停止をしている場合は、優先サンプルをキューに追加することはできません。優先サンプルの並べ替えはできません。シーケンスの測定中に優先サンプルをキューに追加した場合、現在測定中の分析が完了した後にシーケンスが一時停止し、優先サンプルが測定されます。この機能は、優先サンプルの実行権限または化学者ロールが割り当てられたユーザーのみ利用できます。

  4. キューに追加をクリックして、シングルサンプル分析を ランキューに追加します。ランキューにランが追加されると、結果フォルダー(.rslt)が作成されます。

エラーが発生した場合、シングルサンプルパラメータの検証を参照してください。

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