他の注入データへのマニュアル積分の適用

同じマニュアル積分を複数の注入データに適用したい場合、これらのマニュアル積分を解析メソッドに保存してください。これにより、保存されたマニュアル積分が、このメソッドで解析されるすべての注入データに自動的に適用されます。

準備

  • 以下で説明する手順には、データ解析 > マニュアル積分および解析メソッド > 積分パラメータの編集権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

  • プロジェクトで「メソッド承認を適用」が設定されている場合、メソッドは一般ステータスである必要があります。詳細については、メソッド承認を参照してください。

メソッドにマニュアル積分を保存

  1. クロマトグラムウィンドウで、 をクリックしてマニュアル積分を有効にします。

  2. 必要なマニュアル積分をします。

  3. クロマトグラムツールバーで、ツールバーの をクリックして、マニュアル積分を解析メソッドに保存します。

    すべてのマニュアル積分が、関連付けられた解析メソッドの積分イベント > マニュアル積分ノードに表示されます。

    マニュアル積分はシグナルごとに保存されます。

    メソッドにすでに所定のシグナルおよびリテンションタイムのマニュアル積分が含まれている場合、上書きする前に確認するよう求められます。

他の注入データへのマニュアル積分の適用

  1. 解析メソッドが所定の注入データに関連付けられていることを確認し、注入データを再解析します。

  2. データを再解析します。

    メソッドに保存されたマニュアル積分は、シグナル名が一致するシグナルに適用されます。

    標準の積分イベントおよびマニュアル積分は、以下の順序でシグナルに適用されます。

    1. 解析メソッドの積分イベントで積分イベントを定義

    2. 解析メソッドの積分イベント > マニュアル積分にマニュアル積分を保存

    3. マニュアル積分はシングル注入に適用されるだけで、解析メソッドには保存されません。

    メソッドと個々の注入データのマニュアル積分がオーバーラップしているか互いに矛盾する場合、個々の注入データのマニュアル積分が優先されます。

  3. 結果を確認するには、該当する注入データをピン固定し、重ね描きクロマトグラムで表示します。

    たとえば、ベースライン開始がすべての注入データに適しているとは限らない可能性があります。

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