MS ピーク純度

MS ピーク純度によって、シングルピークの汚染をチェックします。スペクトルデコンボリューションを使用して、他の共溶出スペクトルシグナルを決定します。次に、これらの共溶出化合物を使用してピーク純度を推定します。

準備

• 以下で説明する手順には、解析メソッド > スペクトルパラメータの編集権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

• SCAN または SIM/SCAN データを使用します。インポートされた ChemStation データはサポートされていません。

• MS、LC/MS サンプル純度、または 3D UV 定量メソッドを使用します。

• プロジェクトで「メソッド承認を適用」が設定されている場合、メソッドは一般ステータスである必要があります。詳細については、メソッド承認を参照してください。

1. 解析メソッドウィンドウの化合物 > スペクトルノードを選択します。

2. MS ピーク純度タブで、次のパラメータを入力します。

   • MS ピーク純度の計算

     MS ピーク純度計算を有効にするには、純度 % を選択します。有効にしない場合は、なしを選択します。

   • ピーク

     積分されたすべてのピークを計算するのか、同定されたピークのみ計算するのかを選択します。

   • 抽出するイオンの数

     MS ピーク純度計算で考慮するイオンの数を選択します（MS ピーク純度の計算詳細を参照）。デフォルト値は 10、最大数は 100 です。数が多くなるほど詳細が得られますが、再解析中のパフォーマンスが低下します。

   • MS の最小純度（%）

     ピークが純粋かどうかを判断する基準としての最小パーセントを設定します。

3. すべて再解析をクリックします。

4. MS 純度スコアをパーセントで表示するには、注入結果ウィンドウの MS 純度列を選択します。

   

   ピークが純粋であると見なされる場合は（解析メソッドで設定した MS の最小純度 (%) を参照）、MS 純度値が緑色の背景で表示されます。そうでない場合は、赤色の背景で表示されます。