カラムパラメータの上書き

カラムの長さや内径などのパラメータは、測定ソフトウェアで入力するか、カラムタグで指定されます。カラムタグをサポートしていない LC カラムコンパートメントを使用する場合、測定パラメータウィンドウのカラムパラメータタブに表示されるカラムパラメータは古かったり不完全となることがあります。いずれの場合も正しい値を使用できるよう、アプリケーションではすべてのパラメータを上書きできます。

準備

  • システムスータビリティパラメータを含む解析メソッド設定を使用します。

  • 以下で説明する手順には、解析メソッド > システムスータビリティパラメータの編集権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

  • プロジェクトで「メソッド承認を適用」が設定されている場合、メソッドは一般ステータスである必要があります。詳細については、メソッド承認を参照してください。

  1. 該当する注入データに解析メソッドを関連付けます。

    または:該当する注入データを、すでに関連付けられたメソッドで再解析します。

    注記

    データを再解析し、メソッドと測定パラメータのカラム情報が同期されていることを確認します。

  2. 解析メソッドのシステムスータビリティ > カラムノードを選択します。

  3. カラムパラメータの上書きチェックボックスを選択します。

    カラムテーブルに、関連付けられた注入データの測定に使用したすべてのカラムのパラメータが自動的に入力されます。

  4. 必要に応じてテーブル内をクリックして、パラメータを上書きします。以下のパラメータを上書きできます。

    • 名前

    • シリアル番号

    • 長さ

    • 長さ単位

    • 内径

    • 粒径

    • デッドボリューム

    • 空隙時間

    • バッチ番号

    • バブルセルキャピラリー

    • 有効長

    • 膜厚

    • 最大 pH

    • 最大圧力

    • 最高温度

    • 製品番号

    • 製品メーカー

    • 説明

    • カラム ID

  5. 再解析します。

    新しい値が 測定パラメータウィンドウの上書きされたカラムパラメータタブおよびレポートに表示されます。さらに、カラムパフォーマンスの確認で空隙時間や長さを調整するときに既定値として使用されます。

  6. すべての結果を保存します。

    上書きされたカラムパラメータは、結果セットデータと一緒に保存されます。つまり、データを別の解析メソッドに関連付けた場合でも、上書きされたカラムパラメータは利用可能です。

    カラムパラメータを解析メソッドと一緒に保存する場合、関連付けられていないメソッドを編集して保存する必要があります。

2D-LC アドオンをインストールし、²D カラムのシステムスータビリティの値を確認する場合:トランスファー時間を、カラムパラメータに入力する空隙時間として使用します。詳細については、2D-LC ヘルプを参照してください。

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