バックグラウンドが高い

バックグラウンドとは、サンプルがない状態で MSD に存在するすべての物質のマススペクトルのことです。サンプルが注入されると、マススペクトルはバックグラウンドのスペクトルにサンプルのスペクトルを加えたものとなります。新しい MSD や真空にしたばかりの MSD では、通常、多数のバックグラウンドピークが認められます。これは、時間の経過とともに少なくなります。MSD で何度も真空排気処理します。ソース、マスフィルタ (四重極)、GC/MSD インタフェースヒータがオンになっており、通常の稼動設定値で作動していることを確認します。バックグラウンドが高いが真空状態で1日以上続く場合は、以下を確認してください。