メソッド編集の SQ セクションの各セクションには、2 つのペインがあります。 MS グローバルパラメータは、[機器の設定]>[SQ]> メソッドセクションのいちばん上に表示されるペインです。[機器の設定]>[SQ]> メソッドセクションのどれかが表示されているときには、このペインが表示されます。「アドバンスト測定 > グローバルパラメータペイン(LC/MS)」を参照してください。
測定パラメータテーブルでスキャンタイプを設定します。使用可能な列はスキャン行と SIM 行で異なります。
測定パラメータテーブルには、以下の情報があります。列のヘッダーをクリックすると、テーブルはその列をキーにして並べ替えられます。現在の編集中のセルにエラーが発生した場合、その編集セルはピンク色で表示され、ツールチップに追加情報が表示されます。検証エラーが存在する場合は、メソッドを保存できません。
このチェックボックスをオンにし、達成するポイント/秒を目標ポイント/秒(Hz)パラメータに入力します。スキャンと SIM スキャンタイプがある場合、SIM % が編集可能になります。 スキャン/ドウェルタイム(ms)は、目標ポイント/秒(Hz)、スキャン質量範囲、および/または SIM 質量、および SIM % に基づいて計算されます。これらの値のいずれかを変更すると、スキャン/ドウェルタイム(ms)が変化します。
最良のピーク積分と定量を行うために必要となるピークポイントの最適な数は、10 ~ 15 ポイントです。目標ポイント/秒(Hz)を設定する際には、クロマトグラフ条件から得られるピーク幅を考慮する必要があります。
[目標ポイント/秒 (Hz)]チェックボックスをオフにすると、すべてのスキャンタイプのスキャン/ドウェルタイム(ms)の希望値を入力できます。
目標ポイント/秒(Hz)に対し、事前に定義された値のいずれかを選択できます。
1 秒あたりのデータポイントが 1 ~ 15 となる可能性がある値が提供されます。計算は、ポイントの数、質量フィールド、極性、チューニングファイルの値に基づきます。テキストボックスにポイント/秒を入力すると、ソフトウェアがその値を使用して直近の実測ポイント/秒値を計算し、実測ポイント/秒(Hz)値が入力されます。目標ポイント/秒値(Hz)に最も近い実測 目標ポイント/秒(Hz)値が両方に選択されます。実測ポイント/秒に対し可能な値がない場合、SIM % パラメータにエラーメッセージが表示されます。
実測ポイント/秒の値の目的は、入力した目標ポイン/秒に近いポイント/秒を選択することで、機器が達成する実際のデータ測定速度を正確に反映させることです。
概算サイクルタイムとスキャン速度は概算値です。 |
すべてのアクティブなシグナルを 1 回実行するために必要な時間(ミリ秒単位)が計算されて表示されます。これは、プログラムされているシグナルでの、クロマトグラフのデータポイントの合計時間と考えることもできます。
開始質量、終了質量、極性(メソッドが両方の極性を持つ場合)、またはスキャン/ドウェルタイムを変更すると、概算サイクルタイム(ms/サイクル)が自動的に更新されます。
サイクルタイムは、テーブルにある質量の数とドゥエルタイムを使って自動的に計算されます。
セントロイドまたはプロファイル。セントロイドでは、質量電化とアバンダンスは、数学的に中央に位置する質量のアナログデータのみが記録されます。ひとつの m/z とアバンダンスデータポイントのみが記録されます。プロファイルでは、フィルターされた生データがすべて保存されます。このため、セントロイドデータよりも多くのディスクスペースを消費します(作成されるデータが大きくなります)。プロファイルは、多価サンプルを扱う場合や、スペクトル平均を多用する場合に使用します。プロファイルの場合、スキャン行のスレッショルドは使用されません。
メソッドにスキャンセグメントがない場合は、データの保存パラメータを使用できません。
スキャン速度は直接設定できません。スキャン範囲、SIM %、実測ポイント/秒などの、その他のパラメータに基づいて計算されます。どのくらいの速さで質量フィルターがスキャンしているかを計算します。
[目標ポイント/秒 (Hz)]を選択した場合、スキャンテーブルで質量範囲開始、質量範囲終了を変更するか、または SIM 行を追加すると、概算最大スキャン速度が更新されます。SIM % 値と目標ポイント/秒(Hz)値によっても影響されます。
[目標ポイント/秒 (Hz)]チェックボックスをオフにした場合、この値はテーブルのスキャン/ドウェルタイム(ms)の影響も受けます。
いずれかの行の質量範囲(質量範囲終了-質量範囲開始)が大きくなると、スキャン速度も増加します(スキャン速度が速くなります)。また、スキャンセグメント数を増やせば、スキャン速度が増加します。
メソッドにスキャンセグメントがない場合は、概算最大スキャン速度 (Da/s) パラメータを使用できません。
SIM に使用される各サイクルのパーセンテージ。[目標ポイント/秒]を選択し、スキャンタイプと SIM タイプの両方がテーブルにある場合、この値を編集できます。この値を編集すると、[スキャン/ドウェルタイム (ms)]が変化します。また、[SIM %]値を編集した場合は、[目標ポイント/秒 (Hz)]値も編集する必要があります。
[SIM %]値を手動で変更した場合、[目標ポイント/秒(Hz)]チェックボックスをオフにしてからオンにすることで、SIM % 値を記憶できます。
SIM % は、1 以上 99 以下の任意の整数です。
メソッドに SIM セグメントがない場合は、SIM % パラメータを使用できません。
このツールバーは、測定パラメータテーブルのスキャン行と SIM 行の両方で使用可能です。
ツールバーアイコン | 操作 |
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テーブルに行を追加します。 |
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テーブルに行を挿入します。 |
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選択した行をテーブルから削除します。 |
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選択したセルをその列のその他すべてのセルにコピーします。 |
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この機能は利用できません。 |
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テーブルの選択した行/セルをコピーします。 |
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行/セルをクリップボードから貼り付けます。 |
このショートカットメニューは、このペインで数値パラメータを右クリックしたときに利用できます。
選択した項目内容を削除します。このコマンドは、現在のパラメータの内容を選択した場合にのみ使用可能です。
選択した項目内容をコピーします。このコマンドは、現在のパラメータの内容を選択した場合にのみ使用可能です。
クリップボードの内容を現在の場所に貼り付けます。
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