マニュアルチューニングの準備

マニュアルチューニングの準備では、atunes.tune ファイルを読み込み、シングル四重極 LC/MS が正しいイオン源極性ポジティブまたはネガティブ)に対して設定されていることを確認し、イオン生成を制御するパラメータが受け入れられる設定になっていることを確認します。マルチモードイオン源(MMI)でチューニングする場合は、MMI-APCI モードでチューニングします。

Turn the Calibrant on. Select the Calibrant on check box. Use the appropriate calibrant.
  1. メソッド]をクリックします。

    Ribbon_MethodLayout.jpg
  2. [測定メソッド]ウィンドウのナビゲーションペインで、機器の設定 > SQ をクリックします。

  3. ナビゲーションペインでチューニング > マニュアルチューニングを選択します。

  4. 必要に応じて、[取得]をクリックします。このイメージでは、取得がすでに選択されています。

    Ribbon_TakeControl.jpg
  5. ナビゲーションペインでチューニング > マニュアルチューニング > イオン源を選択します。

  6. (オプション)別のチューニングファイルを開きます。TB_OpenATuneFile.jpg をクリックして、[チューニングファイル読み込み]ダイアログボックスを開きます。チューニングファイルを選択し、[読み込み]をクリックします。

  7. TB_TuneControl.jpg をクリックして、チューニングする機器をロックします。チューニングが終了したら、機器のロックを解放してください。

  8. イオン源が MMI の場合は、イオンモードを選択します。選択肢は、ESIAPCI、または ESI+APCI です。

  9. キャリブラント ON]を選択してキャリブラントをオンにします。適切なキャリブラントを使用します。

  10. 極性を選択します。ポジティブまたはネガティブを選択します。

  11. イオン源パラメータは、どのイオン源が設置されているかによって変化します。取り付けられているイオン源のデフォルトのイオン源パラメータが読み込まれます。これらの値は開始するのに最適な値です。

スプレーチャンバーはそれぞれ微妙に異なり、またネブライザーの調整や LC/SQ コンポーネントの通常の劣化などの変化により、これらのデフォルト値が特定のスプレーチャンバーには最適でないこともあります。他の開始値については、測定メソッドを参照してください。

ESI

パラメータ

ドライガス温度

300(℃)

ドライガス流量

7 L/min

ネブライザー

15 psi

キャピラリー電圧

4000 V

APCI

パラメータ

ドライガス温度

300 ℃

ベーポライザー

325 ℃

ドライガス流量

5 L/min

ネブライザー

15 psi

キャピラリー電圧

4000 V

コロナ電流

4 µA

APPI

パラメータ

ドライガス温度

300 ℃

ベーポライザー

325 ℃

ドライガス流量

5 L/min

ネブライザー

15 psi

キャピラリー電圧

4000 V

MMI-ESI

パラメータ

ドライガス温度

350 ℃

ベーポライザー

200 ℃

ドライガス流量

5 L/min

ネブライザー

20 psi

キャピラリー電圧

2500 V

コロナ電流

6 µA

APCI チューニングキャリブラントを使った MMI-APCI

パラメータ

ドライガス温度

350 ℃

ベーポライザー

200 ℃

ドライガス流量

5 L/min

ネブライザー

15 psi

キャピラリー電圧

3000 V

コロナ電流

4 µA

チャージ電圧

2000 V

AJS ESI

パラメータ

ドライガス温度

300 ℃

ドライガス流量

5 L/min

ネブライザー

20 psi

シースガス温度

250 ℃

シースガス流量

10 L/min

キャピラリー電圧

ポジティブモードで 3500 V ネガティブモードで 3500 V

ノズル電圧

2000 V

関連項目

MS のマニュアルチューニング

オートチューニングの実行

高速スキャンを使用した MS のチューニング

チューニング > オートチューニング/チェックチューニングセクション