集合変数

集合変数には、単一の値の集合を格納できます。集合全体が一意の名前により識別されます。複数の集計関数をこの集合に適用することができます。集合にある単一の値を選択することはできません。

集合変数では以下の関数を使用することができます。

• Sum()

  現在の集合に含まれるすべての値の合計を返します。

• Avg()

  現在の集合に含まれるすべての値の平均を返します。

• Stdev()

  現在の集合に含まれるすべての値の標準偏差を返します。

• Prsd()

  現在の集合に含まれるすべての値の相対標準偏差（Stdev/Avg*100）を返します。

• Min()

  現在の集合に含まれている値の最小値を返します。

• Max()

  現在の集合に含まれている値の最大値を返します。

• Count()

  集合の要素の数を返します。

• Clear()

  集合のすべての値を削除します。同時に、削除された値の数を返します。

 

例

集合変数 RetTimeSSRSD1 に、SSRSD1 サンプルのさまざまなデータに含まれる化合物のすべてのリテンションタイムが含まれる場合、Avg(RetTimeSSRSD1) を使用して平均リテンションタイムを返したり、StDev(RetTimeSSRSD1) を使用して標準偏差を返したりすることができます。

例

集合変数 AvgRetTimes に、さまざまなサンプルにある同じ化合物の平均リテンションタイムが含まれている場合、StDev(AvgRetTimes) を使用して平均値の標準偏差を返すことができます。