機器コンフィグレーションのトランスファーボリューム

機器コンフィグレーションで、トランスファーボリュームを追加します。

2D-LC システムの検出器トランスファー時間のコンフィグレーション
2D-LC システムの検出器トランスファー時間のコンフィグレーション

デフォルトでは、検出器テーブルにリストされるのは CAN ベースの検出器のみです。MSD または ELSD 検出器を接続した場合には、それらの検出器とそのトランスファーボリュームを手動で検出器テーブルに追加する必要があります。

注記

必ず、正確なモジュール ID を使用してください(検出器名とシリアル番号をコロンで区切って入力)。正確に入力されていないと、検出器モジュールが識別されず、解析メソッドのデータディレイ (min)N/A として表示されます。この場合、解析メソッドでシグナルをマニュアルで位置合わせする必要があります(マニュアルによるシグナル位置合わせを参照)。

特に同じ検出器は、解析メソッドの 全般 > シグナル > 位置合わせにも一覧表示されます。

トランスファーボリュームとトランスファー時間

解析メソッドのデータディレイ (min) は、機器コンフィグレーションの検出器トランスファーボリュームを各々のポンプ流量で割った値です。よって、このディレイタイムをトランスファー時間とみなすことができます。

解析メソッドおよび機器コンフィグレーションの検出器
解析メソッドおよび機器コンフィグレーションの検出器

解析メソッドには、そのメソッドに関連付けられたデータで使用されるすべての検出器が一覧表示されます。メソッドが関連付けられていない状態で、別のトランスファーボリュームが含まれる別の機器コンフィグレーションからのデータを読み込むと、解析メソッドのテーブルのデータディレイ (min) にはその他が表示されます。

通常の (1D) データ解析との違い

通常の (1D) データ解析では、2 つの検出器間のディレイ(リテンションタイムの差)のみをシグナルの位置合わせで指定する必要があります。1 番目の ¹D 検出器の場合、この値は常にゼロです。2D-LC では、一次元目のトランスファー時間は、検出器から 2D-LC バルブまでの時間です。

関連項目

ディメンションにおけるシグナルの位置合わせ

追加の詳細については、データ解析のシグナル位置合わせを参照してください。

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