シーケンステーブルのフラクション開始ロケーションおよびリカバリロケーション列によって、シーケンス実行中に溶出液フラクションを採取する場所を定義します。これらの列は、コンフィグレーションされた機器がその機能をサポートしている場合のみ使用できます。フラクショントリガーは測定メソッドで定義され、分析中にバイアルが移動するタイミングを決定します。
フラクションコレクタまたはリカバリデバイスがコンフィグレーションされている場合、シーケンステーブルの注入回数列はデフォルトで非表示になっています。フラクションコレクタまたはリカバリデバイスを使用する場合は、注入回数の値を常にデフォルトの 1 に設定することをお勧めします。これにより、フラクションコレクションやリカバリバイアルロケーションでの予期しないオーバーラップを防ぐことができます。
シーケンステーブルのエントリは、現在使用できるデバイスコンフィグレーションで有効であるかどうか検証されます。無効なエントリは赤で表示されます。
このフィールドでは、測定メソッドによってトリガーされた溶出液を採取する最初のロケーションを定義します。利用可能なオプションはデバイスでサポートされる機能によって異なります。
特定のロケーション:フラクションコレクタベッドの採取容量をリセットすると、デフォルトのフラクションコレクタ開始位置は、最初のトレイの最初に許可されたロケーションになります。別のロケーションから開始する場合は、ロケーション ID を入力するか、サンプルトレイを表示して開始ロケーションを選択します。
次のロケーション(Next Location):最後に使用したバイアルに対して、フラクション/リカバリロケーションのバイアル番号が自動的に 1 つずつ増加します(A1、A2、A3、など)。シーケンスラインの数が利用可能なフラクションバイアルの数を超えた場合、シーケンスは中断され、利用可能なフラクションロケーションがないことが警告されます。
次のドロワー(Next Drawer):フラクションコレクタに複数のドロワーがある場合、次のドロワーで利用できる最初のロケーションでフラクションの採取が開始されます。
次の行/列(Next Row/Column):機器ダッシュボードの指定に従い、次の行または列でフラクションを採取します。機器ダッシュボードで指定するには、フラクションコレクタを右クリックし、変更 > コレクション設定を選択します。たとえばポジション A1 でフラクションを開始し、行ごとおよび次の行/列(Next Row/Column)を選択している場合、2 番目のフラクション採取はポジション B1 になります。
次のコンテナ/プレート(Next Container/Next Plate) :フラクションコレクタに複数のプレートまたはコンテナのあるドロワーが含まれる場合、次のプレートまたはコンテナで利用できる最初のロケーションでフラクションの採取が開始されます。
プーリング(Pooling):前回の注入と同じフラクション開始ロケーションを使用します。フラクショントリガー設定で再現性の高い分画が可能な場合、複数回の注入からの各フラクションを、フラクションごとに同一のロケーションに採取できます。1 つのロケーションの採取容量を超えた場合、分析はエラーで中断されます。この機能は注意して使用してください。以下の図はプーリングの例を表しています。
リカバリ用に溶出液を収集する最初のロケーションまたはバルブポジションを定義します。利用可能なオプションはデバイスでサポートされる機能によって異なります。
ロケーション:リカバリデバイスの有効なロケーションまたはバルブポジションを入力します。
次のロケーション(Next Location):最後に使用したロケーションに対して、フラクション/リカバリロケーションのロケーション番号が自動的に 1 つずつ増加します(A1、A2、A3、など)。シーケンスラインの数が利用可能なリカバリロケーションの数を超えた場合、溶出液は廃液へ送られます。
レポートテンプレートエディタのフラクションコレクション
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