サンプルの精製において、しばしば分析または分取目的でフラクションコレクションを使用します。フラクションコレクションでは、クロマトグラフィーのプロセスによってラン中に分離された化合物が、個別のチューブに回収されます。
フラクションコレクションは、フラクションコレクタモジュールと 1 つまたは複数の検出器(UV、DAD、質量検出器(SQ)など)を装備した LC システムを用いて実施することができます。
フラクションコレクションをトリガーするために質量検出器を使用する際の、マスベースフラクションコレクション(MBFC)について説明します。MBFC には、LC 機器のフラクションコレクタと、MS 検出器が関係します。システムに UV など追加の検出器を含む場合もあります。
以下の MBFC ワークフローがサポートされています。
測定メソッドに定義された MBFC パラメータを使用
MBFC 用のパラメータ値は測定メソッドで定義します。たとえば異なるターゲット質量でフラクションを採取する場合は、各シーケンスラインに異なる測定メソッドを定義してください。
シーケンスに指定したメソッドのターゲット質量とスレッショルドをオーバーライド
MS ターゲット質量および/またはフラクションコレクタのスレッショルドを対応するシーケンスラインに定義します。測定メソッドの値がシーケンスで定義した値でオーバーライドされるときは、すべてのシーケンスラインに同じ測定メソッドを使用することもできます。
マスベースフラクションコレクション(MBFC)のシーケンス作成
シーケンステーブルのメソッドパラメータのオーバーライド
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