ECM 3.x では、すべての結果が圧縮形式で保存されます(*.SSIZip)。
これらの結果が ChemStation C.01.01 以降、または EZChrom A.04.01 以降で作成されている場合、現在の保存場所から最新バージョンのデータを読み込むことができます。結果セットはデータ選択ビューに ZIP アイコン で表示されます。
ChemStation によって作成された結果の名前は *.SC.SSIZip(結果セット)または *.D.SSIZip(シングルラン)となります。
EZChrom によって作成された結果の名前は *.ol.SSIZip(結果セットとシングルランの両方)となります。
元の *.SSIZip 結果セットは変更されません。
これらの結果を読み込むと、データが自動的に OpenLab CDS ファイル形式に変換されます。結果を保存すると、新規結果セットが作成されます。最初に読み込まれた結果セットと同じ名前になりますが、拡張子が異なります。データ選択ビューに、OpenLab CDS 結果セットアイコン でファイル拡張子なしで表示されます。ECM 3.x では、新規結果セットは *.rslt.ssizip ファイルとして保存されます。
データの自動変換は 1 回のみ実行されます。ECM 3.x の結果を 2 回目に読み込んだ場合、読み取り専用で読み込まれます。OpenLab CDS ファイル形式となり、再度結果を保存できません。
詳細については、以下のトピックを参照してください。
OpenLab ECM 3.x では、Location、Cabinet、Drawer、および Folder の 4 つのレベルのデータストレージモデルを提供しています。Location、Cabinet、Drawer、および Folder の名前で、ストレージロケーションのパス名が構成されます。データは Folder に保存されます。
この制限により、ECM 3.x に接続するとデータ解析の動作がわずかに異なる場合があります。詳細については、以下のトピックを参照してください。
取り込み中に、空のフォルダー SSIZip アーカイブが ECM 3.x に作成されます。この空の SSIZip アーカイブは ECM にバージョン 1 として表示されます。
測定が完了すると、結果は自動的に ECM にアップロードされます。結果を含む SSIZip アーカイブは、ECM にバージョン 2 として表示されます。
データ解析から特定の結果セットバージョンを読み込むと(以前のバージョンの結果セットを読み込み を参照)、最初の空の SSIZip バージョンはバージョンドロップダウンリストに表示されません。このため、データ解析に表示される結果セットバージョンの数値は常に ECM 3.x に表示されるバージョンの数値より 1 つ小さくなります。
ECM 3.x では、OpenLab CDS システムで取り込まれていない古いバージョンの結果セットが存在する場合があります。それらの結果セットバージョンをデータ解析から直接読み込むことはできません。そのようなバージョンにアクセスするには、ECM でそのバージョンを準備する必要があります。Revision History リストで、該当のバージョンを右クリックし、Retrieve をクリックします。別の結果フォルダーを選択し、そこにファイルを追加します。バージョン 1 のファイルが追加されます。データ解析からこのファイルを読み込むことができます。
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