マニュアルチューニングの準備(LC/MS)
マニュアルチューニングの準備では、atunes.tune ファイルを読み込み、シングル四重極 LC/MS が正しいイオン源と極性(ポジティブまたはネガティブ)に対して設定されていることを確認し、イオン生成を制御するパラメータが受け入れられる設定になっていることを確認します。マルチモードイオン源(MMI)でチューニングする場合は、MMI-APCI モードでチューニングします。
- [メソッド]をクリックします。

- ナビゲーションペインの[測定メソッド]ウィンドウで、機器の設定 > SQ をクリックします。
- ナビゲーションペインで[チューニング]>[マニュアルチューニング]をダブルクリックします。
- 必要に応じて、[取得]をクリックします。このイメージでは、[取得]がすでに選択されています。

- ナビゲーションパネルでチューニング > マニュアルチューニング > イオン源を選択します。
- (オプション)別のチューニングファイルを開きます。
をクリックして、[チューニングファイル読み込み]ダイアログボックスを開きます。チューニングファイルを選択し、[読み込み]をクリックします。
をクリックして、チューニングする機器をロックします。チューニングが終了したら、機器のロックを解放してください。
- イオン源が MMI の場合は、イオンモードを選択します。選択肢は、ESI、APCI、または ESI+APCI です。
- キャリブラントをオンにします。[キャリブラント ON]チェックボックスをオンにします。適切なキャリブラントを使用します。
- [極性]をクリックします。選択肢はポジティブまたはネガティブです。
- イオン源パラメータは、どのイオン源が設置されているかによって変化します。取り付けられているイオン源のデフォルトのイオン源パラメータが読み込まれます。これらの値は開始するのに最適な値です。
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スプレーチャンバーはそれぞれ微妙に異なり、またネブライザーの調整や LC/SQ コンポーネントの通常の劣化などの変化により、これらのデフォルト値が特定のスプレーチャンバーには最適でないこともあります。他の開始値については、測定メソッドを参照してください。 |
ESI
パラメータ |
値 |
ドライガス温度 |
300(℃) |
ドライガス流量 |
7 L/min |
ネブライザー |
15 psi |
キャピラリー電圧 |
4000 V |
APCI
パラメータ |
値 |
ドライガス温度 |
300 ℃ |
ベーポライザー |
325 ℃ |
ドライガス流量 |
5 L/min |
ネブライザー |
15 psi |
キャピラリー電圧 |
4000 V |
コロナ電流 |
4 µA |
APPI
パラメータ |
値 |
ドライガス温度 |
300 ℃ |
ベーポライザー |
325 ℃ |
ドライガス流量 |
5 L/min |
ネブライザー |
15 psi |
キャピラリー電圧 |
4000 V |
MMI-ESI
パラメータ |
値 |
ドライガス温度 |
350 ℃ |
ベーポライザー |
200 ℃ |
ドライガス流量 |
5 L/min |
ネブライザー |
20 psi |
キャピラリー電圧 |
2500 V |
コロナ電流 |
6 µA |
APCI チューニングキャリブラントを使った MMI-APCI
パラメータ |
値 |
ドライガス温度 |
350 ℃ |
ベーポライザー |
200 ℃ |
ドライガス流量 |
5 L/min |
ネブライザー |
15 psi |
キャピラリー電圧 |
3000 V |
コロナ電流 |
4 µA |
チャージ電圧 |
2000 V |
AJS ESI
パラメータ |
値 |
ドライガス温度 |
300 ℃ |
ドライガス流量 |
5 L/min |
ネブライザー |
20 psi |
シースガス温度 |
250 ℃ |
シースガス流量 |
10 L/min |
キャピラリー電圧 |
ポジティブモードで 3500 V ネガティブモードで 3500 V |
ノズル電圧 |
2000 V |
関連項目
MS のマニュアルチューニング(LC/MS)
MS のオートチューニング(LC/MS)
高速スキャンを使用した MS のチューニング(LC/MS)
チューニング > オートチューニング/チェックチューニングセクション