ASR エクスポート用のサンプル純度設定の最適化

一般的な説明については、LC/MS サンプル純度の設定を参照してください。以下のステップでは、ASR に関連する詳細を記載しています。

1. LC/MS サンプル純度メソッドを使用していることを確認します。これらのメソッドにはMS サンプル純度セクションが含まれています。

2. すべてのシグナルを位置合わせします。

   異なるシグナルでピークのリテンションタイムが同じであることが重要です。ASR では、ピークと一致するリテンションタイムのみ使用します。詳細については、MS と UV クロマトグラムの位置合わせを参照してください。

   

3. 積分を最適化します。

   不純物の可能性がある小さいピークが積分され、ベースラインノイズが積分されないようにします。すべての LC 検出器、TIC、および EIC を含む、すべてのシグナルを最適化します。詳細については、積分の最適化を参照してください。

4. ピーク純度を計算することを検討します。

   ピーク純度結果がある場合、ASR にエクスポートできます。詳細については、MS ピーク純度を参照してください。

5. MS サンプル純度計算を有効にします。

   最小許容純度、付加、ニュートラルロス、多量体の設定を含む、すべての設定を確認します。詳細については、解析メソッド：MS サンプル純度：プロパティを参照してください。ASR では、最小許容純度の値に基づいて、化合物に検出または未検出のフラグを付けます。

6. オプション：化合物を定義します。

   化合物の同定は、ASR で結果を評価するために必要ではありません。化合物の設定については、化合物またはグループの追加または削除を参照してください。

7. すべてのピークに対して自動 MS スペクトル抽出を有効にします。詳細については、再解析時に MS スペクトルを自動的に抽出を参照してください。

   ASR は多くの情報を MS スペクトルから取得します。スペクトルが抽出されていない場合、ASR は予期しない結果となる場合があります。

   積分されたピークに UV シグナルが存在する場合、UV スペクトルは常にエクスポートされます。UV スペクトルは ASR エクスポートに含まれます。

   

8. 注入リストですべてのターゲットを指定していることを確認します。

   ターゲットはデータ解析で設定するか、測定（Acquisition）または MassHunter WalkUp ソフトウェアで作成できます。