データの再解析

ここでは、すでに関連付けられている解析メソッドでデータを再解析する方法について説明します。データファイルに関連付けられているメソッドがないか、または不正な場合は、メソッドの関連付けが必要です。その後、データは自動的に再解析されます。注入データを解析メソッドに関連付けを参照してください。

準備

  • 以下で説明する手順には、データ解析 > データの再解析権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

  1. データファイルをクリックして選択します。Ctrl または Shift キーを押しながらクリックして複数のデータファイルを選択できます。

    選択したデータファイルが青でハイライト表示されます。

  2. 必要に応じてメソッドを編集します。

    変更したメソッドは、保存するまでペンシル記号 でマークされます。

  3. リボンから解析タブを選択します。

  4. リボン内で以下のいずれかを選択します。

    • 選択した注入データのみを再解析するには、選択を再解析(たとえば、変更された積分パラメータを確認する場合)

    • 読み込まれたすべての結果セットのすべてのデータを再解析するには、すべて再解析(たとえば、新しい検量線を作成するため)

    注記

    個々の注入データの化合物の割り当ておよびマニュアル積分結果を破棄するには、再解析ボタンのサブメニューを開き、選択を再解析 - マニュアル積分をクリアまたはすべて再解析 - マニュアル積分をクリアを選択します。

    解析メソッドに保存したマニュアル積分は残ります。他の注入データへのマニュアル積分の適用を参照してください。

    注記

    署名されたデータを再解析した場合、署名は引き継がれれません。再解析が開始される前に、確認を求めるダイアログが表示されます。

    割り当てられているメソッドはデータファイルによって異なります。選択した各データファイルが関連付けられたメソッドで再解析されます。

    新しい結果は自動的に計算され、データ解析で直接レビューできます。

    再解析されたデータファイルでは、以下の記号が表示される場合があります。

    • :データファイルは正常に再解析されました。

    • *:マニュアル積分またはマニュアル化合物同定がデータに追加されています。

    • :再解析中に警告が発生しています。記号にマウスカーソルを合わせて詳細を確認してください。

    • :データファイルが再解析できませんでした。データファイルに関連付けられたメソッドがないか、または不適切なメソッドが使用されています。記号にマウスカーソルを合わせて詳細を確認してください。

    • :再解析中にエラーが発生しています。

    解析エラーに関する詳細情報の取得を参照してください。

  5. 膨大なデータを再解析する場合、システムは陰影表示されたワークスペースにステータスインジケーターと停止ボタンを表示されます。再解析を停止する場合、停止をクリックします。

    再解析を停止すると、現在行われている注入データの解析まで実行されます。以後の注入データは再解析されず、注入データツリーに警告が表示されます。レポートはすべての注入データが再解析されてから作成開始されるため、この場合レポートは作成されません。

  6. 結果が正しいかどうか確認し、メソッドと結果を保存します。変更を解除するには、データとメソッドを保存せずに閉じます。

    変更を破棄する場合:「データファイルはプレビューされましたが、変更は保存せずに閉じました。」というエントリがシステムアクティビティログに追加されます。エントリの詳細セクションに、変更が行われたカテゴリ(同定、キャリブレーション、メソッド関連付けなど)が表示されます。各カテゴリで行われた変更の数も表示されます。メソッド関連付けでは、関連付けられた注入回数が表示されます。詳細には、注入結果への変更や、解析メソッドへの変更が含まれる場合があります。ただし、リストには結果に影響するアクションのみが含まれます。メソッドの変更は、メソッド監査証跡が有効の場合に記録されます。

×