検量線が有効な場合、このウィンドウには選択した化合物の検量線が表示されます。
グラフのタイトルには、化合物名、対応するシグナル、予測 RT が含まれます。凡例には検量線の詳細が表示されます。値は選択した検量線モデルによって異なります。たとえば、モデルの式、残差標準偏差、相関係数 r、または決定係数 R² が含まれます。
検量線に含まれる要素には以下のものがあります。
青い四角形:平均キャリブレーションポイント(検量線の計算のために個々のポイントを使用する場合は表示されません) | |
黄色いダイアモンド: 選択した注入データに対応するポイント。選択した注入データの化合物面積と計算されたアマウントは、破線で表示されます。 | |
青い円:同じシーケンスの他のキャリブレーションに対応するポイント。 | |
赤色のクロス:ポイントが無効になっており、計算には無視されます。 |
検量線の外観は、メソッドの中のキャリブレーションセクションの全般タブに設定されたパラメータにより異なります。
個々のキャリブレーションポイントから検量線を計算する場合、平均キャリブレーションポイントは検量線に表示されません。
選択されたRF 定義に応じて、検量線は x 軸上のアマウントおよび y 軸上のレスポンス、またはこれらの逆を表示します。
内部標準を使用する場合、相対レスポンスと相対アマウントが検量線に表示されます。
さらに、化合物テーブルタブに示される化合物固有のパラメータが検量線に影響を与えます。
レスポンスタイプは、面積、面積%、高さ、高さ% から選択できます。
ある化合物にLog/log の検量線モデルを選択すると、検量線はレスポンスとアマウントの両方の対数値を示します。
解析メソッドのキャリブレーションパラメータの詳細については、解析メソッド:化合物:キャリブレーションを参照してください。
計算の詳細については、検量線の計算を参照してください。
メソッドの検量線が解析メソッドに保存されます。測定の終了時に作成および使用されます。また、再解析中に再作成または更新されます(タイプの値によります)。シーケンス全体のすべてのキャリブレーションおよびキャリブレーションポイントを使用した、完全な検量線が含まれます。
各キャリブレーションセットから得られる個々の検量線は、ACAML ファイル(Agilent Common Analytical Markup Language(ACAML)を参照)に含まれ、結果セットフォルダーに物理的に保存されます。これらの個々の検量線は解析時の検量線のステータスを表しており、各キャリブレーションセット後のメソッドの検量線と同期されます。キャリブレーションセットがシーケンスの最後に解析される場合、個々のキャリブレーションポイントは含まれません。常に検量線ウィンドウには、現在選択されているサンプルに適用される個々の検量線が表示されます。
キャリブレーションテーブルは、展開したり折りたたんだりできます。これには、検量線にグラフィック表示される実際の値が示されるほか、各キャリブレーションポイントに関する情報も示されます。テーブルにある列は次のとおりです。
使用:ボックスをチェックしてキャリブレーションポイントを有効化または無効化します。
レベル:キャリブレーションサンプルのレベルです。
平均レスポンス:このレベルのすべての個別キャリブレーションポイントの平均レスポンスです。
平均アマウント:このレベルのキャリブレーション化合物の平均アマウントです。
レベルごとの残差:キャリブレーションサンプルの測定したレスポンスと、検量線を使って算出された予測レスポンスとの差です。
相対残差:予測レスポンスで除算した残差です。
相対残差 %:予測レスポンスで除算したパーセント表示の残差です。
レスポンス:シグナルの大きさ(高さまたは面積)です。あるレベルのキャリブレーションポイントが複数ある場合、単一値が別々の行に表示されます。
アマウント:補正アマウント。化合物倍率、化合物希釈率、およびこのレベルのキャリブレーションサンプルの化合物アマウントで計算されます。あるレベルのキャリブレーションポイントが複数ある場合、単一値が別々の行に表示されます。
注入データ:各キャリブレーションサンプルのデータファイルへのパスです。あるレベルのキャリブレーションポイントが複数ある場合、単一パスが別々の行に表示されます。
更新日時:最後に化合物の検量線が作成された日付です。この列は、検量線リボンタブで更新日時の表示が選択されている場合のみ表示されます。
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